
家事代行サービスを使う時には、気を付けるべきことがあります。
「これくらい良いだろう」と思っても、その行為が、契約上禁止されている可能性もあります。
場合によっては、サービス提供停止などのペナルティを受けることもあるため注意が必要です。
ここでは、家事代行サービス利用時にやってはいけないことを3つ紹介します。
契約外の用事を家事スタッフに直接依頼すること
同じスタッフさんに来てもらい気心が知れてくると、つい「あれもこれも」と用事を頼みたくなってしまうかもしれません。
ですが、スタッフに家事の追加や変更を直接言い付けると、プランが変わることもあるため要注意です。

通常、家事代行はサービスを提供する前にヒアリングがあり、そこで家事サービスの内容を決め料金が設定されます。
しかし、会社を通さずに契約外の仕事内容を変更することは、契約違反となる可能性があります。
家事代行サービスは、利用者が会社と契約をしますので、プランを決定するのはスタッフではなく会社の仕事です。
そのため、やってほしい家事の内容を変更したい場合は、サービスを統括する担当者・管理者(ヒアリングしてくれた人)に申し出ると良いでしょう。
利用規約で決められている場合は、違約金の支払いを求められることもあります。
「毎回やってもらう家事の内容を変えたい」という人は、比較的融通が利く業者もありますので、そちらを選ぶのがおすすめです。
スタッフと個人的に連絡先を交換すること
前章にも通じますが、多くの家事代行業者では、スタッフと顧客が個人的に連絡を取り合うのを禁じています。
定期利用の場合、スタッフさんは決まった人が毎回来ます。
そうでなくても、仕事ぶりが気に入った場合には、スタッフさんを指名できる制度がある業者も多いです。
ですがそれも、原則的には会社に要望を伝えるべきでしょう。
仕事でなく、スタッフさんと個人的に仲良くしたいと思っても、連絡先を聞き出そうとするのはNGです。
ルールを無視してあまりにしつこくすると、担当を替えられてしまうかも。
見積もり時に現状より良く見せること
家事代行は日常的な家事を代わりにやるものなので、過度に汚れていたり散らかってる場合には、対象外となる場合もあります。
事前の打ち合わせの前に、恥ずかしいので、ある程度自分で掃除をしておきたい気持ちになる人もいるかと思います。
しかし、その状態を保てないのなら、事前の掃除はやめておいた方が良いでしょう。
業者は、打ち合わせで訪問した時の汚れ具合を見て、「家事代行の範囲でできるかどうか」「スタッフは何人必要か」などを判断しています。
そのため、実際にスタッフが来てみたら予想よりずっと汚れているのでは、「話が違う!」ということになってしまいます。
良かれと思って掃除したことが、裏目に出てしまう場合もあるのです。
ですから、見積もりを出してもらう際には、ありのままの状態を見てもらうことが大切です。
また、事前訪問がなく電話だけで打ち合わせが済んでしまう業者もありますが、その場合には家の状態を正確に伝えるようにしましょう。
まとめ
家事代行を使う際のNG行為は、以下の3点です。
- スタッフに契約外の用事を直接言い付けること
- スタッフ個人の連絡先を聞き出そうとすること
- 見積もり前に掃除して現状より良く見せかけること
家政婦さんと直接契約するのと違い、家事代行サービスは会社との契約になります。
そのため、「変更や依頼、要望はすべて会社を通して行うもの」と覚えておくのが良いでしょう。
契約時の利用規約にも書いてありますので、目を通しておきましょう。
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